レビュー〜Novel〜

「たいへんよく挽けました」〜〜京都本大賞「珈琲店タレーランの事件簿」

「たいへんよく挽けました」最近コーヒーミステリーの本を読みました岡崎琢磨さんの『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリー…

矢月秀作作『もぐら』大人気ハードボイルド小説感想

こんにちは(*´−`*)ノ矢月秀作さんの「もぐら」を読みました!こいつの強さは規格外!!元・警視庁の組織犯罪対策部の『影野竜司』が,一人悪に立ち向かうハードボイルド小説ですもぐら (中公文庫)新品価格 ¥700から(2013/10/20 23:05時点)夜になると活動す…

『隻眼の少女』麻耶雄高著作のダブルミステリ賞受賞作品!!感想・紹介!!

この前『隻眼の少女』(文春文庫)を読みました!麻耶雄高さん著作。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞 ダブル受賞作品です!!隻眼の少女 (文春文庫)〜導入のあらすじ〜因習深き寒村で発生した連続殺人。名探偵だった母の跡を継ぎ、古式ゆかしき装束を…

ジェイミー・フォード“あの日,パナマホテルでレビュー紹介

最近読んだ本は「あの日,パナマホテルで」です(*´−`*)ノこれは第二次大戦が始まったその後のアメリカの物語です。あの日、パナマホテルで (集英社文庫)新品価格¥900から(2013/6/7 10:49時点)全米110万部ベストセラーの感動作品!!ジェイミー・フォード (…

重松清さん「十字架」オススメあらすじ感想

こんにちは!重松清さんの『十字架』という本を読みました。吉川英治文学賞を授賞した作品です(*´−`*)ノ十字架 (講談社文庫)新品価格¥680から(2013/5/6 20:21時点)自ら命を絶った少年。残された人々の魂の彷徨を描く長編小説。吉川英治文学賞受賞作。いじめ…

必読小説!『SOSの猿』伊坂幸太郎

こんにちは!『SOSの猿』を読みました(*´−`*)ノSOSの猿 (中公文庫)新品価格 ¥660から(2013/4/14 21:18時点)「本当に悪いのは誰?」善と悪,原因,原因の原因,事件の本当の犯人,これらに答えを見つけることができるのか??そもそも答えは存在するのか?面…

「ジョニー・ザ・ラビット」!

こんにちは!東山彰良の「ジョニー・ザ・ラビット」の感想です(*´−`*)ノジョニー・ザ・ラビット (双葉文庫)新品価格 ¥630から(2013/3/24 00:50時点) マフィアのドンに飼われ,雄としての誇りを胸に生きてきたジョニー・ラビット。 行方不明の兎の捜索依頼が…

「人類は衰退しました5」あらすじ・感想!

こんにちは人類は衰退しましたの5巻の感想です人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)新品価格 ¥630から(2013/2/22 13:34時点)人類がゆるやかな衰退を迎えていますすでに地球は”妖精さん”のものだったりします!平均身長10センチで3頭身,高い知能を持ち,お菓…

“人類は衰退しました3”まとめ感想!

こんにちは!本日は「人類は衰退しました3」のレビューです!人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)新品価格 ¥630から(2013/2/4 19:32時点) 人類がゆるやかな衰退を迎えており,すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身,高い知…

「人類は衰退しました2」レビュー

こんにちは!本日は「人類は衰退しました2」のレビューです!人類がゆるやかな衰退を迎えており,すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身,高い知能を持ち,お菓子が大好きな妖精さんたち。 そんなお話です(*´−`*)ノこの本で…

「人類は衰退しました1」あらすじレビュー

こんにちは!本日は「人類は衰退しました1」のレビューです!人類がゆるやかな衰退を迎えて,はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身,高い知能を持ち,お菓子が大好きな妖精さんたち。 そんなお話です(*´−`*)ノ…

百田尚樹さん「モンスター」

こんにちは!百田尚樹さんの「モンスター」の感想です!田舎町で瀟洒なレストランを経営し,町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。思い悩んだ末,ある事件…

貴志祐介・小説レビュー「悪の教典(下)」

こんにちは!貴志祐介さんの「悪の教典(下)」の感想です(*´−`*)ノ俺には感情がないらしいんだ。高校を襲う,血塗られた恐怖の一夜。極限状態での生への渇望が魂を貪りつくしていく。風雲急をつげる超弩級のエンタテインメント。真相に手が届きつつあった生徒…

貴志祐介・小説レビュー「悪の教典(上)」

こんにちは!貴志祐介さんの「悪の教典(上)」の感想です。 うちの学校には,怪物がいる。学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。 ピカレスクロマンというのは犯罪を犯す…

小説・貴志祐介「新世界より(中)」〜レビュー〜

貴志祐介さんの「新世界より(中)」の感想です。恐怖とは内から芽ぐむ。人間の心から出た膿が,社会を,自らを異形化させる。中巻の帯紹介です。少しずつ謎が解き明かされてゆくのですが,新たな謎も出てきます。一人また一人と消えてゆく友人たち,大人に管…

小説・貴志祐介「新世界より(上)」〜レビュー〜

貴志祐介さんの「新世界より(上)」の感想です。ここは病的に美しい日本(ユートピア)。子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。なんてお題目で発売されていて,怖さの中にも見ていたいとう欲求が出てきます。独特の世界観と長大な冒…

小説・伊坂幸太郎「モダンタイムス」〜レビュー〜

こんにちは! 伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」の感想です(*´−`*)ノちょっと予想通りの終わり方だったので残念なような,でもとても面白かったです! ネタバレが少し入ります。予想通りと感じたのは,ゴールデンスランバーと似たような終わり方だったので…

米澤穂信さんの「インシテミル」のレビューです。かなりのネタバレになっていますので注意してください!

米澤穂信さんというと,アニメ化してせいか古典部シリーズが自分の中では大きいのですが,最近インシテミルが米澤さんだと知って,読み返してみました!高額で,完全に怪しく奇妙なバイトの求人に12人の人が集まり,24時間体制の監視の元,7日間を過ご…

小説・歌野晶午「長い家の殺人」〜レビュー〜

こんにちは!歌野晶午さんの「長い家の殺人」の感想です。 この作品は歌野晶午さんの初期の作品です。すごく懐かしい気持ちになるミステリーですね。トリックや暗号に凝っていたり,偶然の度合いが大きめだったりした点から,そう感じました。コを押しつぶし…